マイケル・ポーター ハーバード大学経営大学院教授は、CSRに取って代わる新たな概念として、CSV (Creating Shared Value 共有価値の創出)を提唱して数年が経過しました。
ポーターファンはすぐに乗っかりましたが、相変わらずレッドエコノミーの範疇から考え方が抜けていないと解釈しています。バリューチェーンは競争戦略手法の一つとして活用していますが、ファイブフォース分析は全く活用できずにいます。数多くの企業のコンサルティングを行ないましたが、どうしてもファイブフォース分析は使い勝手がよくないのです。私の技量に問題があるのかもしれませんが。
CSRは専門の分野ですので、経営学の第一人者であってもCSVに関してはどうしても違和感を覚えてしまいます。
CSRの価値を「善行、利益の最大化とは別物、フェアトレードで購入する、企業の業績に制限を受ける」等としてCSVは「価値はコストと比較した経済的便益と社会的便益、競争に不可欠、利益の最大化に不可欠、企業の予算全体を再編成する、調達方法を変える事で品質と収穫量を向上させる」としています。
うーん。それはCSRの範疇の話しなのにどうしてこういう考えになってしまうのでしょうか?
企業競争の原理、レッドエコノミーのフレームワークが陥る罠に見事に嵌ってしまっているようです。
CSRの第一人者の教授と話す機会がありましたが全くの同意見でした。
CSRの本質を知れば知る程、現在の一般的なCSR活動がまだまだの段階である事は痛感してしまうでしょう。しかしCSVはCSRの一つであり、コーズマーケティング等と同じで、CSRを積極的に商売に活用しましょうというだけです。CSRという枠組みを小さく考える必要はないと思います。
マイケル・ポーター教授自らが仰っている通り戦略的CSR=CSVならばCSV<CSRという関係なのでしょう。
特にCSRの呪縛から脱却し「社会と共有できる価値」の創出を目指すのがCSVというのはむしろ、CSVの呪縛から脱却してCSRを広い意味でとらえようとした方が良いように思えます。
CSR呪縛からの開放ではなく、CSRは懐の深いものなので、求められているのはむしろCSRの積極的な活用なのでしょう。
先日「肉吸」を戴きました。とても美味しいです。大阪名物らしいですね。
肉うどんのうどん抜き。何ともややこしい。いちいち肉うどんのうどん抜きと言わなくたっていいじゃないか。CSRとCSV。この話を聞いて肉吸いを連想したのはお腹がすいているからなのでしょう。

業界挙げてのCSRプロジェクトを実施中です。
エントリー数は1118社。プロジェクトを実際提出されたのは712事例(速報値)
産業廃棄物業界の底力ですね。
CO2マイナスプロジェクトを実施してから2年が経ちます。
今回も全国各地を回らせていただきました。
今回のCSR2プロジェクトも全国から沢山のご参加がありましたこと心より御礼申し上げます。
カーボンフリーコンサルティングは事務局運営をしておりますが、最後の追い込みをしています。
来週は審査会が開かれます。どのプロジェクトが受賞するか今から楽しみです。
新聞にもご掲載いただきました。
http://carbonfree.co.jp/app/release/index.php?id=465
思春期に少年から大人に変わる
道を探していて 汚れも無いままに
飾られた行き場の無い 押し寄せる人並みに
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのラジオ (徳永英明)
ラジオが壊れたらPODCASTで聞けます。
ラジオ沖縄で放送されました。
沖縄での様々な取り組みについてお話させていただきました。
大きな案件が決まった。
泣き出したスタッフがいた。
こういう涙はいいものです。
信頼できる仲間達とお祝いに出かけました。
泣き、笑い そしてこれから始まるであろう冒険にワクワクしている。
この仕事を続けてきてよかったな、いい出会いがあったなとしみじみ感じました。
仕事はいいこともわるいこともある。
しかし謙虚にそして精一杯努力することを続ける事。
仕事が入りだすとすぐにアロガントになる人がいます。そういう人とは付き合えないものです。
誰もが誰かの世話になりその恩で生きている。
初心を忘れたらなりません。

昨日は東京油田で有名な株式会社ユーズさんでの社員研修で講演をさせていただきました。
環境は、経済、教育、人命、国防にまで影響するものなので、単一的に考えないで複眼的な見方を養っていただく為に多くの実例を挙げて皆で考えていただきました。皆さん優秀でとてもまじめに取り組まれていました。
自分で考えて、正しい知識を吸収して、正しい行動をする事。
行動的な無知では危険です。
頭でっかちでは何も解決できません。
例えば、フードマイレージ。遠くのものよりも近くのものを消費しましょうという動き。
決して悪いものではありません。
しかし、距離だけでものを考えてはなりません。輸送工程でのCO2などより遥かに製造段階での排出量が多い事が殆どだからです。
例えば、近くのハウス農家の野菜と、遠くの露地栽培の無農薬野菜ではどちらがCO2が少ないでしょうか?
そもそもCO2だけで人の健康の尺度が入っていないでよいのでしょうか?
決して地産地消を否定したりフードマイレージを悪く言うつもりはありません。
地産地消多いに結構。
しかし意義の明確化が必要であり、単一的な視点で論じるのは危険だという事です。
農業をめざす若者が増えています。しかし闇雲に頑張れと背中をおしてよいものかは疑問が残ります。
現代農法は環境の側面で考えると、大きな排出源になっているのも事実です。
炭素貯蓄の大きな比率を占める地表を削り掘り起こし、化学肥料を使い殺菌剤を撒く。
巨大な排出源になっているだけでなく、水問題の主たる原因にもなっています。また、TPPでの議論で取沙汰されるように、食料自給率と経済発展の綱引き。
全ての業界が自由競争の荒波で大変な苦労をしている中で農業分野の改革が遅れ、多くの税金が使われて支えられている事は改善しなくてはなりません。
農法を見直す必要性、規模を見直す必要性を感じます。
無農薬野菜を栽培することだけでは労力が増えすぎてしまうはずです。ならばアニス農法を実施してみてはどうでしょうか?
ご存知ないならば勉強する必要があるのではないでしょうか?
既に多くの野菜が市中に出回っている確立された技術を導入しない手はないはずです。
小規模農家は集まって法人化を進めて効率化を図り、水耕栽培等一部野菜工場等の導入も視野にいれていく方が良いかもしれません。
いずれにせよ勉強しなくてはなりません。そして行動しなくてはなりません。
自然素材だからとパーム油が流行りましたが、森林伐採が加速してしまった歴史を振り返る必要もあります。
フェアトレードでよく使われるコーヒー豆。いいことでしょう。しかし、o.o.2%しか使われずに廃棄されている現状を振り返り、廃棄物の再資源活用を進めなくてはならないでしょう。自然界にはごみはないのですから。
これからの経済は、レッドエコノミーという狭い視野に捕らわれてはならないはずです。
TOPの一部しか推進できないグリーンエコノミーだけでは環境を変化させる力にはならない事を認識すべきでしょう。
人口の大部分を占めるBOPには安かろう悪かろうの商品を販売するビジネスモデルは通じません。
少なくとも地球環境のキャパシティをすぐに突破してしまいます。
富の共有。自然のカスケード的な視点から入り口から出口までを繋ぐ経済活動を進めるのは容易ではありません。
だからこそ勉強してアイデアを出し合う必要があります。
環境の世界はそんな事に溢れています。
気が向いて入ったBARでは
学生のジャムセッションが開かれていました
気持ち良さそうに演奏する彼ら
学生時代Jazz研に所属していたので何となく懐かしい気持ちになります
新聞に知った顔を見つける
金融業界で踏ん張っている人
人生は色々な事を選択しなくてはなりません
自分がそこにいたかも知れません
交差点で屈託のない幸せそうな顔して道ゆく人
先程便所の鏡に映る自分の疲れた顔を思い出す
何故か今日は赤信号で止まってばかり
アロファロメオが掠めて通り過ぎた
ものなどいらぬ 安酒で充分だ
しかし何故だらうか
もう少し 丁寧に生きてくればよかったなとだけふと思う

平均すると1日1冊読んでいます。
薄い本でも数日掛かる時もあるし厚い本でもあっという間に読めることもあるのですが、調べてみると1日1冊ちょっとの巡航速度で読んでいます。
5年以上続けているのですでに1500冊以上読んだことになります。
全く役に立たない書籍も多いのは事実ですが、1文でもきらりと光る本に出会える事は嬉しいものです。
いい本に出会えた時はとても幸せになります。
知識は血となり肉となります。
スピードをあげて多くの本を読む事で初めて見える事もあります。
「どの本を読んだら良いのですか?」と尋ねられることがあります。
しかし多くの本を読まなければ理解できない事が多いので、数冊読めば良いなんて簡単なものではないと感じています。
そんな黄金の1冊があるのならば100万円だしても購入させてもらいます。
コンサルタントですので色々な業種の方とお会いさせていただきます。
出会う前に相手の業界の最低限の知識を吸収しておいて、所謂業界用語と業界常識を知っておくべきだと考えています。
どの業界でも、新しい分野でも、自分の背の高さ分の本を読めば最低限の基礎知識ぐらいは吸収できるものです。
忙しくて読む時間が無い時があります。
だからこそ速読術は習得しておく方が良いと思います。
そして学ぶ事は習慣化させた方が良いと思います。
自分でも心掛けています。
時間が無いという事を言い訳にしないで時間を捻出できないか?
例えば、敬愛する兄が選挙に出馬した時がありました。
その手伝いをしている時期は毎晩睡眠3時間を確保するのが精一杯でした。
それでも移動時間や食事の方法等を工夫し1時間程度は捻出してその間に読みました。
移動時間を片道20分ならば往復で40分。
食事の時間を外食にしないで弁当にして20分。
テレビを見ないようにして30分。
睡眠時間を削らなくても合計1.5時間。
実はどんなに忙しくても食事はするし、夜がくれば眠るものです。
工夫して捻出した時間を何に活用するか?そしてそれを長く続けることができるか?
文字通り塵も積もれば山となる。
幾つか肝に銘じていることがあります。
頭でっかちになってはならない。行動的な無知になってはならない。
語り部にならずに当事者でいろ。
ネットは沢山ある手段の僅か一部であり環境を変えることはできない。
経営者でなくプレーヤーでいろ。
常在戦場。
勉強を辞める時はリタイアする時と決めています。
この2週間で出会った良い本を幾つか載せておきますね。
